2018年03月26日

採用されるための心得や対策が必要

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新しい職に就くにも、採用されるためには書類選考であったり、企業側との面談が待ち構えています。薬剤の業務に関する内容は当たり前ですが、自分を売り出すために必要な内容の受け答えには、時間をかけずに、それでいて周りと差がつく言葉が必要です。

エージェントの手を借りるのも有り

薬剤師として転職活動する上で、面談は自己PRの場でもあり、企業側にとって、求む人材を選りすぐる場です。大まかに、自己紹介・自己PR・志望動機の3ステップに加え、質疑応答の時間が設けられていますが、自己紹介でも、大半は簡潔である指示に従います。

これまでの経歴や経験、仕事内容や志望動機などを手短に伝えます。自己PRでは、最も成果が出たプロジェクトであったり、頑張れたことなどで印象深い内容にできます。しかしながら、自己分析はしたものの、自分の考えた内容が採用者に響くのか自信が持てない、あるいは、対策は万全だけど、本番に弱いために表現法が知りたいなど、こうした1人で進めにくい対策にも、エージェントがアドバイザーとなり、善し悪しを指導してくれる支援も求めることができます。

逆に聞きたいことをしっかり聞いてみる

面談は、セオリー通りになかなかいかないものですが、どんな状況を求め、どのような仕事や目標に向かって行動してきて、どういう結果に繋がり、これまでに何を得てきたのかなど、転職を繰り返してきた求職者にとって、こうした一連の流れで面接が進みます。

また最後には、何か質問はありますか、と言う採用担当者からの声掛けがあります。この目的には、興味や意欲を見ていたり、コミュニケーション能力を見ています。薬剤業務をこなす医療機関のみならず、製薬会社やそれこそ薬剤とかけ離れた職務もあります。

最もベーシックな回答には、同年代で入社し、活躍している人がいる場合のその人物像についてや、漢方や薬膳コーディネーターの資格を取得している点など、PRしながらも役に立てる業務があるのか、こうした点を質問するのも手のうちです。

質疑応答のみならずマナーも大事

最終面談では、内定の意味合いから顔合わせが中心であるイメージが根付いていますが、実際、最終面談にこぎつけても、合格率は3割から5割の難易度の高い内容です。転職の覚悟が問われるため、結果が出せるのか、これまでの経験がしっかり求められますので、慌てず、誠実な意見を述べることを意識します。

また、社会人としてのマナーが合否の5割を左右するほど重要と言う採用担当者もいるほどで、清潔感が求められる薬剤師にとっての服装マナー、さらに、到着した時から控室での様子、面接終了までのフェーズまで抜かりなくが大事になります。

と言うのも、いつ陰から見られているか分からず、緊張の糸がほつれ、デメリットとなる部分が露わになることもあるため、帰宅した後、お礼の報告までが最終面談です。